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ブリーディング・その35=遺伝性疾患:骨形成不全症

骨形成不全症は、易骨折性・進行性の骨変形などの骨脆弱性を示す病状に加え、小ぶり、骨折、脊椎の変形、成長障害、象牙質形成不全、難聴、関節・皮膚の過伸等、様々な程度の結合組織の病状を示す先天性の疾患です

一般的には、結合組織の主要成分であるI型コラーゲン遺伝子の異常が原因であるが、この遺伝子に異常がなくとも発症した例もある I型コラーゲンが、生まれつき少ない量的異常や問題がある質的異常等、I型だけでも多岐の異常にわたり、偶然発見される殆ど無症状の症例まであります

治療は確立した方法はなく、予防方法もありません 遺伝子の異常を認めない例も存在するので、遺伝子診断にも限界があると言わざるをえない

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ブリーディング・その34=遺伝性疾患:溶血性貧血

溶血性貧血とは、赤血球が何らかの遺伝性素因(遺伝子欠損)で循環血中赤血球の崩壊が亢進する再生性の貧血です

先天性(遺伝性)と後天性がありますが、遺伝性の溶血性貧血はまれにしか発症しません

赤血球自身の異常により赤血球が破壊されやすくなるのが原因で、赤血球膜の異常・赤血球酵素の異常・酵素異常・膜異常・異常ヘモグロビンなどが起こります

後天性は抗体によるものや血管壁、血流など赤血球以外の原因で起きるものが多いです

なかでも最も多い原因は、体の免疫系がまちがえて自分自身の赤血球を攻撃する免疫介在性溶血性貧血です

動悸・息切れ・全身倦怠感・いらいら感・めまい・耳鳴り・頻脈などが症状としてあらわれます

先天性の場合は大半が原因不明であり、予防方法がありません

発症した場合、通常は、治療で回復が十分期待できるので、獣医師の診察を受け、速やかに適切な治療を開始してください

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ブリーディング・その33=遺伝性疾患:緑内障

緑内障には、急性緑内障と慢性緑内障があります 急性緑内障は、急劇な眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなり、眼に強い充血がおきて瞳孔が開いたままなどの症状がでます

外見では、角膜の浮腫で青灰色に見えたりします また、瞳孔の散大(瞳孔が開いたままの状態のこと)、眼の充血、眼球が以前よりも大きくみえることもあります

この他、眼の痛みによって頭を触られることを嫌がったり、目が見えにくい様子を見せたりすることがあります

緑内障は、ブドウ膜炎などの他の眼の病気から、後天的な要因で起こる続発性緑内障と、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります

緑内障には、具体的な予防方法がありませんが、早期発見によって病気の進行を抑えられる場合があります

トイ・プードルは原発性緑内障を発症しやすい犬種のひとつなので定期的な検査を受けることをお勧めします

また、続発性緑内障は、他の眼の病気が要因となりますので、眼の異変に気がついたら、できるだけ早めに獣医師の診察を受けてください

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ブリーディング・その32=遺伝性疾患:外耳炎

外耳炎は外耳道に溜まった耳あかに細菌や酵母が繁殖して起こる病気です

トイ・プードルは、遺伝的な体質と垂れ耳および耳の中まで毛が生えているため、どうしても掛かりやすくなってしまいます

また、遺伝性疾患のひとつであるアトピーなどのアレルギー性皮膚炎が、耳には症状が出やすい部位なので、掻いたときに皮膚の表面を傷つけ細菌感染を起こしやすくなります

遺伝的な要因での外耳炎は予防することができないので、耳の中を清潔にし外耳炎になりにくい環境を保つことが、結果的に外耳炎を予防します

なお、綿棒で耳掃除をすると、外耳道の表面が傷ついて、外耳炎の引き金になりやすいので使用しない方が賢明です

獣医師に耳洗浄の正しいやり方を教わり、子供の頃から定期的に耳洗浄を行えば、嫌がることもなくかなりの予防効果が期待できます

ただし、2週間に1回程度が妥当で、あまり頻繁に耳洗浄を行うと、外耳道が湿っぽくなり寄生虫や細菌、真菌などが異常繁殖しやすくなり逆効果になってしまいます

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ブリーディング・その31=遺伝性疾患:血友病A(第VIII因子欠乏症)

出血がとまらなくなる血友病はまれな遺伝性疾患で、いろいろなタイプがあります

色々なタイプが存在するのは、血液凝固に必要な凝固因子が異なるタイプで欠如するためです

トイ・プードルは、血液凝固に必要な因子(第VIII因子)が先天的に不足しやすいため、血友病Aになりやすい犬種と言われています

皮膚、粘膜、関節腔、筋肉内などに出血し、怪我をした場合の出血でも大変危険度が高くなります

残念ながら有効な予防方法はありません

日常生活ではなかなか病気の発症に気がつかず、不意の怪我等で発見されることがあります 命の危険が伴うので、気になる方は血液検査で確認することをお勧めします

ちなみに牡のみが発症します

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ブリーディング・その30=遺伝性疾患:股関節形成不全

犬の股関節は後足のつけ根あたりにあり、正常な場合、骨盤の乙凹部分に大腿骨の頭部分がしっかりとはまり込んでいます

股関節形成不全の場合、この凹部分が浅くて大腿骨がしっかりとはまらないで不安定な状態か、大腿骨の形がゆがんでいて骨盤に納まらない状態になっています

多くの場合は遺伝的に大腿骨と骨盤のかみあわせがうまくいかず、股関節が不完全なことで起こります

後天性の要因として、肥満などによる負荷や骨格の成長速度に筋肉の発達がついていけない等が考えられます

症状が進むと、完全に股関節がはずれて股関節脱臼になったり、変形性の関節症を引き起こします

治療は運動制限や食事制限(必ず獣医師に相談し、指示を厳守してください)のほか、症状の度合いで薬物療法を行います

最悪の場合は手術することもあります

また、後天的な発症を抑えるためには、肥満にならないよう心がけることがとても大事なことです

この病気の発症の7割程度が遺伝的な要因のため、予防することは困難です 日々の散歩等で歩き方に異常を感じたら股関節形成不全を疑い、早めに獣医師の診察をうけるようにしてください

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ブリーディング・その29=遺伝性疾患:球様細胞白質ジストロフィー

球様細胞白質ジストロフィーは、常染色体劣性遺伝を起因とする脳の障害です

別名クラッペ病と呼ばれ、子犬の頃から興奮や痙攣、全身の麻痺などが起こります

脳脊髄の両側性脱髄をきたす神経変性疾患で治療法がありません

 

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ブリーディング・その28=遺伝性疾患:眼瞼内反症

眼瞼内反症は、先天的な奇形によって、瞼が眼球側に反転し、まつげが眼球表面を傷つけます その結果、角膜炎や結膜炎を併発し、涙や目やにが多くなり、目をたえずかゆがるような仕草をみせます また、後天的な要因として、老化による皮膚の弾力の低下、眼球の陥没や外傷などによって発症します 治療法は、軽度の場合は、定期的にまつげを抜いて、眼球表面を傷つけないように対処し、角膜炎や結膜炎を併発している場合は、その治療を行います 重度の場合は、外科手術によって改善するのが有効な治療法となります 先天的、後天的、いずれも予防することは非常に困難です 日頃から、 眼球や犬の行動に異常があったならば、早期に発見して早期治療することが重要となります

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ブリーディング・その27=遺伝性疾患:異所性尿管

尿は腎臓でつくられ尿管によって腎臓から膀胱まで運ばれます 異所性尿管は先天的に尿管が膀胱以外のところの場所とつながっていることで症状が起こる病気です 尿は膀胱に貯めることができないので、常に尿を漏らしている状態になります 若齢時の尿失禁の原因として多く認められ、特に女の子に多く発生する傾向があります トイ・プードルは比較的発症率が高い犬種としてあげられています などが挙げられます。 多くの場合、陰部の周囲の毛が尿で濡れるので、陰部の周りがただれて皮膚炎や膣炎を起こす場合があります 治療法は、一般的には尿管を正しい場所である膀胱につなげる手術を行います ただし、尿失禁が完全に治らないケースもあるようです 先天的な疾患のため、有効な予防法はありませんので、早期発見、早期治療が重要です 常日頃から、尿量、排尿回数、排尿行動などを観察し、異常が見られた場合は、速やかに獣医師の診察を受けて下さい

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ブリーディング・その26=遺伝性疾患:難聴

難聴は、音に対して無反応で、呼びかけにも応じなかったり、動きが鈍かったりします 中にはおびえて神経質になる場合あります 難聴には、先天性と後天性があります 後天性は、鼓膜の損傷やホルモン疾患、内耳炎や中耳炎の悪化や内耳神経の損傷そして老化などがあります 先天性は、遺伝子の異常によって、聴覚に必要な器官の形成不全などが原因となりますが、その大半は原因不明とも言われています 色素遺伝子(メラニン色素沈着異常による白色や黒斑点を伴った青灰色)の関与とされている 血統(ライン)内の難聴犬の存在や無理なインブリードは、先天性難聴の子犬が生まれるリスクが高いと言われています 難聴が疑われる場合は、獣医師の診断を受け原因の特定をし、早期治療することが重要です 遺伝性難聴や原因不明の難聴等、必要ならば電気生理学的な検査を検討してください

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