Poodle Town

ブリーディング・そのXX=最後に

とりとめのない話を色々とさせていただきましたが、今回でひとまずブリーディング(繁殖)の話は終わりにします

また、機会がありましたら、不定期にはなると思いますがお話をさせていただこうと思ってます

最後に、私の繁殖に対する考えを勝手に申しあげます・・・

愛犬がかわいいので、この子供を見てみたいなどと、いい加減な動機で繁殖をしないで下さい

まして、金儲けの手段のひとつのような考えは言語道断です

繁殖とは、「犬種向上を目指す」という理想に向かって、忍耐、根気、そして犬種の理想像を追える想像力が必要だと思っています

ときには、繁殖には使わない決断も必要となります

2006年の「動愛法」も改正によって、「動物取扱業」登録が義務づけられましたが、乱繁殖による悲しいペットの話は後を絶ちません

いっその事「ブリーダーライセンス」なる制度を法制化して、過剰なる営利目的とするブリーダーを排除したり、無償の繁殖であっても「行政による許可制」にできないかと、身勝手な思いを抱いています

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ブリーディング・その54=遺伝性疾患:甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、体を構成する細胞や骨、筋肉、内臓、皮膚などの代謝、働きを促進する役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が減少することで起こる病気です

発症すると、毛が薄くなる、皮膚が黒ずんでくるなどの症状の他に、急に元気がなくなったり、寒がる、体重が増える等の様々な症状が起こります

トイ・プードルのような小型犬ではあまり見られませんが、プードルなどの中・大型犬には多く見られます

甲状腺機能低下症は、おもに免疫介在性のリンパ球性甲状腺炎と、特発性甲状腺萎縮によって引き起こされ、これらの病気の一部は、遺伝的要因の関与が考えられていますが、明らかにはなっていません

甲状腺機能低下症の治療は、正確に診断ができていれば、甲状腺ホルモン剤の投与によって、驚くほど回復をします

ただし、生涯投薬は続けなくてはなりません

この病気は遺伝性と考えられているため、効果的な予防策はありません

したがって、何よりも重要なのは、早期発見・早期治療を心がけることが大切です

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ブリーディング・その53=遺伝性疾患:副腎皮質機能亢進症

副腎皮質機能亢進症は、副腎皮質から分泌される身体の電解質を調整するホルモン(鉱質コルチコイド)や糖質代謝を助けるホルモン(糖質コルチコイド)など多くのホルモンが過剰に分泌されることで、様々な症状が引き起こす病気です 副腎皮質機能亢進症は原因によって、以下の様に分けられます

クッシング症候群

副腎皮質ホルモンの分泌を促す副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を過剰分泌させる脳下垂体の異常(過形成や腫瘍)が原因となり大量のステロイドホルモンが長期にわたって分泌されるために調子が崩れてきます

副腎皮質機能亢進症のうち約80~85%を占め、発症が多いとされる犬種のなかにミニチュアやトイ・プードルが含まれます

原発性副腎皮質機能亢進症

副腎自体にできた腫瘍、脳下垂体の過形成や腫瘍などの病変が原因となり、コルチゾールと呼ばれる副腎皮質ホルモンが過剰分泌されるものを言います

副腎皮質機能亢進症のうち約10~20%を占め、発症が多いとされる犬種のなかにトイ・プードルが含まれます

医原性副腎皮質機能亢進症

副腎皮質ホルモンの過剰あるいは長期投与に起因するものを言います

主な症状として、水をたくさん飲む、尿の量が増える、食欲が増す、体重が落ちるなどの症状が現れます 進行すると、筋肉が弱くなったり、皮膚が薄くなったりして、お腹が太鼓のようにふくれた肥満体型になります

医原性副腎皮質機能亢進症は、長い期間の副腎皮質ホルモン薬の投与が原因ですが、他の自然発生的なクッシング症候群や原発性の場合は原因が腫瘍や遺伝によると言われていますので、的確な予防法はありません

したがって早期発見・早期治療を心がけることが大切となります

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ブリーディング・その52=遺伝性疾患:低ソマトトロピン症

骨の発達やたんぱく質同化作用を促して体を成長させる必要な量の成長ホルモンが分泌されないために起こる病気を低ソマトトロピン症または矮小症と呼びます

その症状には、矮小症という別名が表す通りの小ぶり以外に、産毛、対象性脱毛、色素沈着、攻撃性、 乳歯遺残、陰睾丸や発情期の異常、巨大食道症、心機能障害などが認められる場合がある

低ソマトトロピン症は先天性と後天性に区別されています 先天性な低ソマトトロピン症が発症する原因は不明ですが、遺伝的な素因が関係していると考えられています

後天性の低ソマトトロピン症は、脳下垂体にできた腫瘍が成長ホルモンを作る細胞を圧迫したり破壊したりするために正常なホルモン分泌が行なえなくなるために起こります

先天的な低ソマトトロピン症は、遺伝の可能性が高く、繁殖をしないことが唯一の予防法と考えられる

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ブリーディング・その51=遺伝性疾患:網膜剥離

網膜剥離は、網膜の一部もしくは全部が眼底から剥がれてしまう病気です

多くは後天性で、事故や病気が原因で起こりますが、先天性の網膜形成不全もあります

症状が軽いとはっきりとした症状がなく、通常の日常生活を普通に過ごせるため、なかなか気付けずに発見が遅れることが多々あります

後天的な原因、たとえば炎症であるならば、網膜が剥がれる前に炎症の治療を行ってください

原因が先天的な奇形の場合、有効な予防法はありません

また、先天的であれ後天的であれ、いったん剥がれてしまった網膜に対しては、今のところ有効な治療法はありません

なるべく安静を保ち、頭部に衝撃を与えないような生活を送る必要があります。

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ブリーディング・その50=遺伝性疾患:瞳孔膜遺残症

胎児期には、瞳孔は薄い瞳孔膜で覆われていますが、この瞳孔膜は胎児特有のものであって、 誕生前に吸収されます

瞳孔膜遺残症とは、生後の開眼時になっても、瞳孔膜が完全に吸収されず、眼球内にくもの巣のような線維状構造物が残ってしまう病気です

多くの場合、特に症状がなく、生活に問題が生じることはありませんが、残ってしまった構造物の位置や数、期間などによって角膜内皮に異常が起こって浮腫を生ずることもあります

また、水疱性角膜炎や白内障を引き起こしたりして、最悪の場合は失明することもあります

原因としては遺伝が有力で、遺伝性または家族性の素因をもつと考えられています

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ブリーディング・その49=遺伝性疾患:小眼球症

小眼球症とは、眼球が小さいために視覚に障害がある遺伝的な疾患の一つです

眼球が小さいことから、この名前があります

また、眼球だけでなく角膜や水晶体・視神経などの器官が小さい場合も同様です

症状は、先天的な全盲となりますが、程度が軽い場合は、視力が弱まる(遠視になる)だけで済む場合もあります

染色体の欠損によって、眼球の形成が不十分となるのが理由で、機能的に不完全ではなく、眼球の形成そのものが最初から十分にできていない状態です

視覚に問題があるといえ、他の身体的には知性を含め異常がなく、健康には全く問題がないので、十分寿命を全うするのが普通です

あまり悲観的にならずに、普通に生活を送ることが望ましいと思います

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ブリーディング・その48=遺伝性疾患:ライソゾーム蓄積病

ライソゾームとは、細胞内外から取り込まれる物質を分解する細胞内小器官のことで、約60 種類の分解酵素を持っています

ライソゾーム蓄積病は、本来分解されるべき物質が、酵素または酵素活性タンパクの一部ないし欠損によって細胞内に蓄積し、細胞機能が破綻してしまう稀な遺先天代謝異常疾患の総称です

とても稀な病気ではありますが、発症したトイプードルの症状として、頭部のふるえ、運動失調、嘔吐、採食困難、歩行異常、角膜潰瘍、盲目が報告されています

ライソゾーム蓄積病と診断された場合,あるいは疑われた場合は,遺伝性疾患でかつ治療法がないので、血統をさかのぼって繁殖に使用しない事が唯一の対処法と考えます

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ブリーディング・その47=遺伝性疾患:水晶体脱臼

目には水晶体と呼ばれるカメラのレンズと同じ役目をする器官があり、チン氏帯という細かい糸によって眼球内で支えられています

このチン氏帯の断裂によって水晶体が正常な位置から外れてしまった状態が水晶体脱臼です

前房内や硝子体内に落下した場合を水晶体脱臼といい、完全には脱臼しておらず、一部支えを失って下方に沈んだ場合は亜脱臼と呼ばれます

また、水晶体が眼内の前方にある前房内に外れた場合を「前方脱臼」、後方にある硝子体腔に外れた場合を「後方脱臼」といいます

多くは後者の「後方脱臼」になります

先天性・遺伝性の水晶体脱臼はプードルでよく見られ、眼球構造の奇形や発育不全が原因になっていると考えられています

また、眼球打撲など外傷性で起こる場合や眼球内の腫瘍や炎症(ぶどう膜炎)、白内障、緑内障に続発して起こる場合もあります

水晶体の脱臼だけでは、特に症状を示さないこともありますが、水晶体脱臼が原因となって眼圧が上がり、緑内障が起こることがあります

緑内障やぶどう膜炎を伴う場合には、激しい目の痛みや充血、角膜の炎症や白濁(角膜浮腫)等が見られ、症状が悪化すると視力が低下し失明することもあります

先天性・遺伝性の場合は発症の予防は難しいので、早期発見することで、緑内障などの続発する疾患を防ぐことに努めるようにしてください

眼球内の腫瘍や炎症(ぶどう膜炎)、白内障、緑内障などの疾患で、2次的に水晶体脱臼が起こりやすいことが知られていますので、このような病気をもっている場合は、定期的に診察を受け、適切な治療を行うことが必要です

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ブリーディング・その46=遺伝性疾患:チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)

チェリーアイは、第三眼瞼腺という涙を作る役割をもつ腺組織が、瞬膜の外側に飛び出し、炎症を起こして赤く、丸く腫れ上がる病気で、別名「第三眼瞼腺逸脱」とも呼ばれています

炎症を起こして赤く腫れたようになることから、果物のサクランボに似ている所から「チェリーアイ」と呼ばれています

また、この部分が目の結膜や角膜を刺激し、結膜炎や角膜炎が起こることもあります

第三眼瞼腺は、結合組織によって眼窩骨膜(がんかこつまく:目の周りにある骨の膜)にしっかりとつなぎとめられていますが、先天的にこの第三眼瞼腺と骨膜とをつなぎとめる力が弱くなっていたり、無かったりした場合は、チェリーアイを発症しやすくなります

また、先天的な原因だけでなく、目やその周囲に外傷を負ったときや目の奥に腫瘍があった場合などにもチェリーアイを起こすことがあります

治療方法は、飛び出している第三眼瞼腺をできるだけ元に戻すような治療が行われます 飛び出している部分が小さければ、抗炎症薬の点眼などが行われますが、飛び出した部分が大きい場合や、小さくても再発をくり返す場合などは、外科手術が行われます

チェリーアイは、遺伝性がとても高い病気なので、予防するのは大変難しいのが現状です こまめに観察し、早期発見・早期治療がすすめられます

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