ブリーディング・その53=遺伝性疾患:副腎皮質機能亢進症

副腎皮質機能亢進症は、副腎皮質から分泌される身体の電解質を調整するホルモン(鉱質コルチコイド)や糖質代謝を助けるホルモン(糖質コルチコイド)など多くのホルモンが過剰に分泌されることで、様々な症状が引き起こす病気です 副腎皮質機能亢進症は原因によって、以下の様に分けられます

クッシング症候群

副腎皮質ホルモンの分泌を促す副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を過剰分泌させる脳下垂体の異常(過形成や腫瘍)が原因となり大量のステロイドホルモンが長期にわたって分泌されるために調子が崩れてきます

副腎皮質機能亢進症のうち約80~85%を占め、発症が多いとされる犬種のなかにミニチュアやトイ・プードルが含まれます

原発性副腎皮質機能亢進症

副腎自体にできた腫瘍、脳下垂体の過形成や腫瘍などの病変が原因となり、コルチゾールと呼ばれる副腎皮質ホルモンが過剰分泌されるものを言います

副腎皮質機能亢進症のうち約10~20%を占め、発症が多いとされる犬種のなかにトイ・プードルが含まれます

医原性副腎皮質機能亢進症

副腎皮質ホルモンの過剰あるいは長期投与に起因するものを言います

主な症状として、水をたくさん飲む、尿の量が増える、食欲が増す、体重が落ちるなどの症状が現れます 進行すると、筋肉が弱くなったり、皮膚が薄くなったりして、お腹が太鼓のようにふくれた肥満体型になります

医原性副腎皮質機能亢進症は、長い期間の副腎皮質ホルモン薬の投与が原因ですが、他の自然発生的なクッシング症候群や原発性の場合は原因が腫瘍や遺伝によると言われていますので、的確な予防法はありません

したがって早期発見・早期治療を心がけることが大切となります

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