ブリーディング・その43=遺伝性疾患:扁平上皮がん

扁平上皮がんは皮膚や粘膜をつくる扁平上皮細胞が癌化したものです

爪の周りや四肢、腹部などの皮膚、口腔や膀胱の粘膜、副鼻腔、気管支などに発症する事が多く、しこりと言うよりはただれた皮膚病や潰瘍、治りにくい傷の様に見える事もあり、しこりをつくらないこともあります

足指に発生する扁平上皮がんは、スタンダードプードルに多く発症している統計がでています

治療は、患部やその周辺部を外科手術によって切除しますが、切除が困難な場合は放射線治療や化学療法などを併用します

原因は現在のところ明確ではありませんが遺伝性疾患の疑いが強くあります

扁平上皮がんは、早期発見・早期治療がとても大切です 体表上はもちろんですが、少し大変となりますが口の中のしこりの有無も確認するようにしてください