ブリーディング・その37=遺伝性疾患:骨軟骨症と離断性骨端炎と骨端軟骨形成不全

子犬の成長期に、骨の先端部にある骨端軟骨(成長板)といわれる軟骨組織にカルシウムやコラーゲンが集まって骨が形成されていきます

この時期に、カルシウムを過剰摂取すると、軟骨の「骨化」の働きが阻害されて軟骨部位が厚くなって、軟骨の基底層が壊死して軟骨に亀裂ができやすくなります

この亀裂に関節液が染み込むと、痛みを生じます この状態が骨軟骨症を発症した状態となります

そして、亀裂の入った軟骨の一部がはがれて、遊離(切り離される)と離断性骨軟骨症となります

離断性骨軟骨症を発症すると、関節の痛みだけでなく、遊離した軟骨片が軟骨表面を刺激して、2次的な変形性関節症を起こしていきます

ちなみに、十分なカルシウムを摂取できないと骨が正常に発育せずクル病を発症しやすくなります

この骨軟骨症と同じ説明をされるのが、骨端症あるいは骨端軟骨形成不全と呼ばれること骨端炎です

骨端炎は、長管骨の骨幹端軟骨に起こる病変で、軟骨から骨組織へ置換する際の骨化異常です

これらの病気は、多数の原因が組み合わさって発症することが多いため、発生要因は、まだ十分に特定されていないものが多いですが、一般的に述べられている原因は、遺伝、急速な成長、アンバランスな栄養、解剖学的な構造特性、運動不足、硬い場所での運動などがあげられており、成長期の発症が多く認められています

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