ブリーディング・その33=遺伝性疾患:緑内障

緑内障には、急性緑内障と慢性緑内障があります 急性緑内障は、急劇な眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなり、眼に強い充血がおきて瞳孔が開いたままなどの症状がでます

外見では、角膜の浮腫で青灰色に見えたりします また、瞳孔の散大(瞳孔が開いたままの状態のこと)、眼の充血、眼球が以前よりも大きくみえることもあります

この他、眼の痛みによって頭を触られることを嫌がったり、目が見えにくい様子を見せたりすることがあります

緑内障は、ブドウ膜炎などの他の眼の病気から、後天的な要因で起こる続発性緑内障と、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります

緑内障には、具体的な予防方法がありませんが、早期発見によって病気の進行を抑えられる場合があります

トイ・プードルは原発性緑内障を発症しやすい犬種のひとつなので定期的な検査を受けることをお勧めします

また、続発性緑内障は、他の眼の病気が要因となりますので、眼の異変に気がついたら、できるだけ早めに獣医師の診察を受けてください