ブリーディング・その26=遺伝性疾患:難聴

難聴は、音に対して無反応で、呼びかけにも応じなかったり、動きが鈍かったりします 中にはおびえて神経質になる場合あります 難聴には、先天性と後天性があります 後天性は、鼓膜の損傷やホルモン疾患、内耳炎や中耳炎の悪化や内耳神経の損傷そして老化などがあります 先天性は、遺伝子の異常によって、聴覚に必要な器官の形成不全などが原因となりますが、その大半は原因不明とも言われています 色素遺伝子(メラニン色素沈着異常による白色や黒斑点を伴った青灰色)の関与とされている 血統(ライン)内の難聴犬の存在や無理なインブリードは、先天性難聴の子犬が生まれるリスクが高いと言われています 難聴が疑われる場合は、獣医師の診断を受け原因の特定をし、早期治療することが重要です 遺伝性難聴や原因不明の難聴等、必要ならば電気生理学的な検査を検討してください